【保育園/幼稚園のICT活用状況に関する意識調査】
導入率が高いのは保護者とのコミュニケーション関連ツール
作業時間短縮・生産性向上の効果があるという調査結果も、
経理など内部事務効率化ツールの導入率は低い結果に
保育園・幼稚園向けのオンライン写真販売サービス「えんフォト」事業を運営する株式会社うるる(東京都中央区 代表取締役社長:星 知也、以下「うるる」)は、保育士・幼稚園教諭を中心とした保育園/幼稚園関係者を対象に「保育園/幼稚園のICT(※1)活用状況」に関する意識調査を行いました。
厚生労働省が発表する有効求人倍率(※2)からも、特に保育士の人材不足が深刻化しています。待機児童問題を解決するためにも園の人材不足を解消することは急務とされ、様々な対策がとられていますが、そのうちの一つが「労働時間の長さ」に関するものです。
今回「えんフォト」では「園のICT化」について、どのようなICTツールを導入しているのか、効果をどのように感じているのか等を保育士・幼稚園教諭を中心として調査を行いました。
【主な調査結果】
■導入率が高いICTツール
第1位【緊急連絡システム】35.3%
第2位【連絡帳】35.0%
第3位【コミュニケーションアプリ】34.1%
■導入率が低いICTツール
第1位【保育管理システム】7.5%
第2位【バス運行管理システム】8.1%
第3位【帳票管理システム】11.7%
■ICTツール導入により実感した効果
第1位【作業時間が大幅短縮された】27.2%
第2位【ミスが減った】26.0%
第3位【コミュニケーションがしやすくなった】25.1%
■園関係者の仕事上の悩み
第1位【給与が低い】50.9%
第2位【事務作業が多い】38.0%
第3位【全て手作りのため時間がかかる】31.1%
■調査概要
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象者:20〜69歳の男女、保育士・幼稚園教諭・園関係経営者・園関係従事者(モニタス「モニターズ」モニター)
有効回答数:334名
調査時期:2019年3月15日~2019年3月17日
公開日:2019年5月8日
※1 ICTとは
「ICT(Information and Communication Technology)は「情報通信技術」の略でありIT(Information Technology)とほぼ同義の意味を持つが、コンピューター関連の技術をIT、コンピューター技術の活用に着目する場合をICTと、区別して用いる場合もある。国際的にICTが定着していることなどから、日本でも近年ICTがITに代わる言葉として広まりつつある。」
コトバンクより引用(https://kotobank.jp/word/ICT-13781)
※2 厚生労働省「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」
https://jsite.mhlw.go.jp/miyagi-roudoukyoku/var/rev0/0119/7610/ho1.pdf
■園関係者が利用しているICTツール
保育園・幼稚園関係者が業務で利用しているITサービスやツールで一番多かったものは緊急時に保護者へ連絡する際に利用する「緊急連絡システム」で、次に園や家庭での様子を伝える「連絡帳」となり、いずれも保護者とのコミュニケーションツールが上位となりました。
一方、「帳票管理ツール」や「会計処理システム」などの園の内部事務で利用するツールは、コミュニケーションツールと比較して導入率が低く、今後のICT化に向けて課題が残る結果となりました。
■ITサービスを使って良かった点
ITサービスを利用することで「作業時間が大幅に短縮された」「ミスが減った」といった生産性の向上への効果があるという結果になりました。今回導入率が高かった「コミュニケーションアプリ」を導入している場合は、特に「作業時間が大幅に短縮された」といった生産性向上に繋がる傾向にありました。一方で、「会計処理システム」や「帳票管理システム」は活用している園の率が低いものの、利用している園は「作業時間が大幅に短縮された」といった生産性向上の効果を得ているという結果だったため、今後ICT化が進めばより生産性向上に役立つ結果となることが伺えます。
■仕事上の悩みについて
園関係者の仕事上に悩みについて、約半数の人が「給与が低い」と感じているという結果となりました。2位は「事務作業が多い」3位は「仕事が手作りのため時間がかかる」と、給与が低く労働集約型となっている現状が伺える結果となりました。
さらに、公立の保育園の回答者のみに絞ると、1位の「給与が低い」と同レベルで「事務作業が多い」ことが悩みと答えており、公立園の方が私立園よりも事務作業が多い実態がわかりました。公立園におけるICT化が進めばより生産性向上に役立つ結果となることが伺えます。
■今後利用するITツールは、57%が「増える」と予測
■参考情報:園での写真販売での悩みの1位は「代金回収」
【うるるグループ】(https://www.uluru.biz/)
設立年月日:2001年8月31日
所在地:東京都中央区晴海3丁目12-1 KDX晴海ビル9F
代表者名:星 知也
事業内容:
◆クラウドソーシング事業
・「シュフティ」の運営、自治体のひとり親支援事業などにおける在宅ワークプログラムの提供
◆CGS(Crowd Generated Service)事業
・NJSS事業(入札情報速報サービスの運営)
・えんフォト事業(幼稚園・保育園向け写真販売システム)
・fondesk事業(クラウドワーカーを活用した受電代行サービス)
◆BPO事業 ※株式会社うるるBPOにて運営
・BPO事業(総合型アウトソーシング事業)
【えんフォトとは】(https://en-photo.net/)
えんフォトは先生や職員様の写真販売の手間を軽減し、保護者の皆様にも手軽な写真購入を実現するサービスです。サイト内で『写真展示』『販売』『決済』など全て完結するサービス(ネット販売)なので、従来販売方法の問題点を解決する事が可能です。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社うるる 担当:田中
TEL:03-6221-3068 E-Mail:t_tanaka@uluru.jp
【報道関係者のお問い合わせ先】
株式会社うるる 広報室 担当:小林
TEL:03-6221-3069 E-Mail:pr@uluru.jp