一方で、子どもの家庭環境や生活は必ずしも平等とは言えず、親子の笑顔を妨げる様々な社会問題があります。「えんフォト」では、思い出の提供による家族体験の向上を目指しており、サービスを通じて社会問題の解決や幸せな子どもを増やすことを目的に、2021年11月よりCSR活動を開始いたしました。半年に一度、「子どもたちと家族の笑顔に関連する社会貢献活動を行なっている団体」への寄付を実施しており、これまで3団体に約60万円の寄付をしております。
「えんフォト」ではCSR活動の一環として、2022年12月19日(月)に、「Save a Kid’-S-mile PROJECT(セーブ ア キッズ スマイル プロジェクト)すべての子ども達に笑顔を届けよう~桜プロジェクト2023~」と題し、全国の児童養護施設に通所する子どもたちの「新しい旅立ち、巣立ち」をテーマに、出張撮影および撮影写真を使用したフォトグッズを無料でプレゼントすることを発表しました。その後、本プロジェクトの主旨に賛同いただけるフォトグラファーを募集したところ、およそ150名もの応募があり、その中から2名を選出いたしました。
・実施日:2023年2月7日(火)
・撮影に参加された児童:1名
最初に児童の方と顔合わせをしたときは、写真を撮られることに対して、緊張と気恥しそうな様子でしたが、「マグカップが欲しい」という想いが参加の決め手になったとのことでした。
一番印象に残った撮影シーンは、職員の方たちとそれぞれツーショットの撮影をしたのですが、こういった機会は今までになかったようで、皆さんの照れくさそうにしながらも、児童に向ける温かい笑顔が印象的でした。
<児童からの感想>
11年間生活してきた場所で最後に記念撮影ができて良かったです。馴染みのある園庭や玄関、お世話になった職員と写真を撮り、思い出が残せました。
<職員からの感想>
今回は担当の職員を通じて、出張撮影サービスを受けられたことが本人にとっても、良い記念になったと思います。全国に児童養護施設は存在し、毎年退所を迎える子どもがいます。退所した後の生活でも見返し、育った場所としての生い立ちを振り返るきっかけになると思います。
【施設Aの撮影を担当したフォトグラファーのプロフィール】
氏名:浜井省吾(はまい しょうご)/プロフォトグラファー・映像作家
活動地域:10倍盛れるカメラマンとして関東エリアを中心に活動
得意な撮影ジャンル:人物撮影全般
作品ページ:https://studiolightning.jp/meisilink.html
子どもを支援するNPO団体のセミナーなども仕事で撮影させていただいたことがあります。児童養護施設に関する現状を聞いておりましたので、今回のプロジェクトのことを知ったときに、自分が役に立つならぜひ協力させていただきたいと思いました。
【写真やマグカップが、寂しいときや辛いときに気持ちを奮い立たせる存在に(施設B)】
・実施日:2023年3月21日(火)
・撮影に参加された児童:5名
この日は「門出を祝う会」を施設で開催。児童の方たちは、これまでの施設での思い出をそれぞれ壇上で話していくのですが、感謝の言葉を述べる方もいれば、苦悩の日々を赤裸々に述べる方もおり、職員の方たちとの信頼関係がきちんと成り立っていないと、こんなに本気の言葉は出せないなと胸が熱くなりました。
同じく職員の方々からも、手紙を読み上げるシーンがあったのですが、ある職員の方が「本当の幸せは、身近にあるもの。今日ここに来るまで私は自転車できましたが、信号がすべて青でした。こういったことを幸せに感じられる人になってほしい。」というような言葉を贈り、その場にいた皆さんの心に何か響くものがあったのではないかと感じます。
・写真を撮られるのは恥ずかしいので実はあまり好きではないですが、逆にこういった行事でもない限り自分の写真を撮ってもらう機会はあまりないので、貴重な写真になると思います。なので、プロの方に撮ってもらえて良かったです。写真とマグカップ、楽しみにしています。
・「門出を祝う会」は緊張したけど、こうやって写真に残してもらえると、思い出として振り返られるし良いと思います。マグカップを使うたびに思い出すと思います。
・施設で過ごした時間は短かったですが、こうして形に残していただけると思い出として残りますし、とても嬉しいです。写真とマグカップ楽しみにしています。
<職員からの感想>
素晴らしいプレゼント企画をご提供いただき、株式会社うるるのみなさま、そして当日撮影いただいたフォトグラファーの小林さま、本当にありがとうございました。子どもたちにとっても、私たちにとっても、いい思い出になりましたし、素敵な時間になったと思っています。
子どもたちには、それぞれ施設での思い出があるかと思います。子どもたちが施設を旅立つ節目に、思い出が形として残るような企画をしていただき、本当に嬉しく思います。子どもたちが旅立ってからも、寂しい時や辛い時にマグカップや写真を見ることで施設での思い出を振り返ることができ、「よし、頑張ろう!」と気持ちを奮い立たせることができるのではないかと感じております。
【施設Bの撮影を担当したフォトグラファーのプロフィール】
<今回のプロジェクトに賛同した背景と感想>
学校が好きで、普段はほとんど教育現場の写真撮影をしています。教育の現場でもあり、生活の場でもある児童養護施設には関心があり、また写真を撮影することで少しでも喜んでいただけるのではないかと思い、今回のお話に参加させていただきました。
「旅立ちを祝う場の撮影」という機会をいただき、ありがとうございました。
児童の方々が旅立つにあたって、みんなが振り返ったらいつでもここで応援しているよと伝える職員の方の姿勢に、学校とは違う家族としてのお気持ちを感じました。
児童や職員の方々が10年後、20年後に見て下さる写真をお撮りできていたら嬉しいです。
えんフォトは、WEB上で『写真展示』『販売』『購入・決済』などすべて完結する、幼稚園・保育園/保護者向けオンライン写真販売サービスです。
●WEBで園の写真を選択・購入可能
園が撮影した写真をアップロードし、保護者に写真公開のお知らせメールを一斉送信。保護者はWEB上で写真を選び、注文すると5営業日以内に写真が届く仕組みです。園側はWEBにアップロードするだけなので、プリントや掲示の手間を一切かける必要がありません。
●我が子をすぐに見つけられる!顔認証機能
顔認証機能がついているので、保護者が我が子の写真を簡単にピックアップできます。認証した写真を優先的に表示できるので、写真を探す手間が省けます。
●フォトグラファーがいなくても大丈夫!えんフォトが園にフォトグラファーを派遣するサービスも
うるるはクラウドソーシング事業「シュフティ」も運営しています。クラウドワーカーであるフォトグラファーを園に手配しますので、依頼するフォトグラファーがいない園でも子どもたちの可愛い写真を撮ることができます。
※1 株式会社ブレインフィードにて運営
※2 OurPhoto株式会社にて運営
※3 株式会社うるるBPOにて運営